抄録
本論文では、家庭系から排出される包装廃棄物のリサイクルのための輸送モデル(Grid City Model)を提案する。このモデルによれば、輸送距離と必要車両台数を予測できる。必要なパラメータは、人口、面積、廃棄物発生原単位、ステーション数、収集車容量、収集頻度である。収集のサービス水準と環境負荷、収集車台数の間のトレードオフ関係がこのモデルによって明示的に記述された。廃棄物当りの輸送距離(D/W)と廃棄物当りの収集車台数(M/W)は密度効果と規模効果にわけることができた。密度効果は、収集車の有効積載量のみで決まり、規模効果は、廃棄物発生原単位と、収集頻度で決まることが示された。典型的なケースにおいてPETボトルの分別収集のD/WとM/Wは、ともに家庭系廃棄物の混合収集に比較して遥かに大きかった。