2018 年 7 巻 p. 32-39
医療機関で中堅看護師に実践されている現任教育の実態について、1都3県に所在する病床数100床以上の医療機関を対象に、無記名自記式質問紙による郵送調査を実施した。常勤者に占める中堅看護師の割合は平均36.5%だった。中堅看護師に期待する能力30項目の平均値は2.1(SD,0.9)で、実習での学生の学習を促進する力や研究推進力を期待していた。研修は中央値8件/年実施され、総研修時間は中央値18時間/年だった。研修目的は、看護実践能力やマネージメントなど日々の看護ケアに活用できる内容が実施されていた。現任教育運営責任者は、看護実践に即した研修内容を組むように工夫していたが、研修意欲の低さの他、研修時間の確保や研修内容等、研修運営を課題としていた。医療機関の特性に応じた中堅看護師の現任教育のプログラムの確立が期待された。