2022 年 13 巻 1 号 p. 13_45-13_49
【目的】術前サルコペニアの有無におけるTotal Knee Arthroplasty (TKA)術後機能を経時的に比較した。【方法】対象は片側TKAを施行し術後6ヶ月を経過した71例71膝とした。サルコペニアの有無はAsian Working Group for Sarcopenia(AWGS)の定義にて,2群(26例/45例)に分類した。機能評価は日本語版Knee injury and Osteoarthritis Outcome Score (J-KOOS)を用い,J-KOOS合計点と下位項目を術前,術後3ヶ月,術後6ヶ月で調査し比較した。【結果】術前のJ-KOOS合計点,疼痛,日常生活活動,スポーツ・レクリエーションで群間に有意差を認め,サルコペニア群が低値であった。術後の経時的変化では,時期のみ主効果を認めた。【結論】術前にサルコペニアが存在しても術後の理学療法介入によって術後機能の改善が可能であると考える。