理学療法の科学と研究
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Print ISSN : 1884-9032
調査報告
千葉県におけるリハビリテーション専門職の需要動態
雄賀多 聡高橋 伸佳竹内 弥彦真寿田 三葉小林 毅松尾 真輔田中 康之池澤 直行吉田 浩滋
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2016 年 7 巻 1 号 p. 7_39-7_44

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抄録

 【目的】千葉県内におけるリハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)の就業状況および今後の需要動態を知ることを目的とした。【方法】対象は千葉県内の病院,診療所,訪問看護ステーション,介護老人保健施設等,計1,856施設とした。調査期間は平成26年11月から平成26年12月末日とし,対象施設に専門職の就労状況や次年度の就業予定者数,配置として望ましい人数などの調査票を郵送送付し回収した。【結果】 調査票を送付した1,856施設のうち,491施設から回答を得た(回収率26.5%)。三職種ともほぼ80%が医療機関勤務で,「その他(教育・行政等)」領域に勤務する者の割合が継年的に減少し,「訪問看護・介護」領域の勤務者が増加する傾向がうかがわれた。また,県内の就業者数は経年的に全国平均を上回る増加率を示していたが,各専門職とも理想値には達していなかった。【結語】県内で養成されていない言語聴覚士のみならず,供給過多とも言われている理学療法士・作業療法士も含め,千葉県内では,さらに多くのリハビリテーション専門職が必要とされていることがわかった。加えて,リハビリテーション専門職の供給側では,言語聴覚士の県内養成に加え,今後地域で活躍できるリハビリテーション専門職としての質の高い学生教育あるいは現職者教育が求められている。

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© © 2016 一般社団法人 千葉県理学療法士会
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