炭化アルミニウムの熱分解によるアルミニウムドープグラフェンの作製

抄録

炭素ナノ材料の一種であるグラフェンは、次世代電子デバイス材料として期待されている。グラフェン構造中の炭素原子を異原子で一部置換すること(ドープ)により、さらなる特性向上や新規物性発現が期待されるが、アルミニウム (Al) をドープしたグラフェンの特性を評価した例は過去にない。本研究では、[炭化アルミニウムの熱分解]という独自の手法を用いてAlドープグラフェンを作製した。特性は今後明らかにしていく予定である。