科学・技術研究
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技術報告
(Bi2O3)0.942(MOx)0.058(M:金属元素)セラミックス粉末と密着状態の炭素の燃焼温度とMn+イオン半径およびM-O生成エンタルピーとの関係
中山 享柴田 蘭奈田鶴谷 有美岡本 梨沙朝日 太郎
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2024 年 13 巻 2 号 p. 193-197

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抄録
700 ℃で熱処理した後に微粉砕したBi2O3粉末を炭素と重量比98/2にて密着状態で共存させることによって、炭素単独での燃焼温度660 ℃が414 ℃に下がった。そのBi2O3に、16種類の希土類元素とCa、Sr、Ba、Ni、Cu、Zn、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ga、In、Si、Ge、Ti、Zr、Hf、Sn、Nb、Ta、Mo、Wからなる39種類の金属元素Mを700 ℃での熱処理にて固溶させた(Bi2O3)0.942(MOx)0.058を調製した。それらを微粉砕した(Bi2O3)0.942(MOx)0.058セラミックス粉末を炭素と重量比98/2にて密着状態で共存させた場合の炭素燃焼温度を測定した。すべての(Bi2O3)0.942(MOx)0.058でBi2O3単体より炭素燃焼温度が下がり、最も低い炭素燃焼温度354 ℃はCoで観測された。SrとBaを除くと、Mn+のイオン半径が大きくなるに従い炭素燃焼温度が低下する傾向が認められた。また、金属元素と1酸素原子当たりの生成エンタルピーが大きくなるに従い炭素燃焼温度が低下する傾向が認められた。
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