科学・技術研究
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主張
静岡大学食品・生物産業創出拠点の誕生から現在まで
地域産学連携16年を振り返って
碓氷 泰市
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 8 巻 2 号 p. 103-108

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抄録

静岡県は、豊富な農水産資源を有していて地域に根ざした全国有数の食品・バイオ産業が集積している。そこで、静岡大学のバイオサイエンス関連教員が中心となり地域基幹産業発展に資する目的で「静岡大学食品・生物産業創出拠点」を平成15年(2003年)に設置し今日に至っている。この間、時勢に合う年間テーマを設定し食品・バイオ産業を牽引する研究者の講演会や会員相互の成果発表会はもとより、産学のシーズとニーズとを相互に発表し合うビジネスマッチンを実施してきた。学生には一連の講演などを大学院特別講義として開講すると共に、発表の機会を与えキャリア支援の場としても活用している。このような定期的な催しをとおして、大学内の支援を得ながら地域ネットワークの推進はもとより人的交流を活発にすることで、産官学の分野横断的な協力体制が生まれている。

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