口腔・咽頭科
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原 著
口腔咽頭歯ブラシ外傷の臨床的検討
小山 新一郎中野 文子原田 生功磨勝見 さち代村上 信五
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2010 年 23 巻 2 号 p. 133-137

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抄録

小児の歯ブラシによる口腔咽頭外傷7例の治療を経験した. 刺入部位は1例が頬粘膜, 1例が口腔底, 5例が軟口蓋であった. 頬粘膜, 口腔底刺入例では大血管損傷の危険は少ないと考えられたが, 軟口蓋刺入例は全例で副咽頭間隙に歯ブラシが到達しており, 大血管損傷の確認, 慎重な抜去, 感染予防治療が必要であった. また, 歯磨き時に幼児が転倒, 転落, 衝突をしないよう保護者が注意する必要があると考えられた.

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© 2010 日本口腔・咽頭科学会
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