口腔・咽頭科
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当科における小児OSAS症例の臨床検討
出口 浩二下麦 哲也田中 紀充黒野 祐一
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2004 年 16 巻 3 号 p. 357-363

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抄録

1999年1月より2003年3月までの4年3ヶ月間に, 鹿児島大学病院耳鼻咽喉科外来をいびき, および睡眠呼吸障害を主訴に受診した12歳以下の58例について検討を行った.検討項目は治療の内訳, 手術術式, 術後の睡眠呼吸障害の再燃および合併症の有無である.その結果58例中21例に咽頭手術が施行された.術式は11例が両口蓋扁桃摘出術, アデノイド切除術を併施され, アデノイド切除術のみが6例, 両口蓋扁桃摘出術のみが3例, 両口蓋扁桃切除術とアデノイド切除術の併施例が1例であった.術後に睡眠呼吸障害の出現や免疫不全などの合併症を認めたものはなかった.小児の対応についても, その診断基準が必要であると思われる.

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