日本水産学会誌
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福岡県大島産アカモク Sargassum horneri 中に含まれる多糖類の季節変動
木村 太郎上田 京子黒田 理恵子赤尾 哲之篠原 直哉後川 龍男深川 敦平秋本 恒基
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2007 年 73 巻 4 号 p. 739-744

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抄録

フコイダンやアルギン酸は生体内で免疫の賦活化など様々な生理活性を有することが知られている。本論文では福岡県大島産のアカモク Sargassum horneri についてフコイダン,アルギン酸含有量の季節変動を検討した。その結果,アルギン酸はアカモクの成長過程にかかわらず一定の含有量であった。これに対しフコイダンは未成熟のアカモクにはほとんど含まれていないのに対し,成熟期には劇的に増加することが明らかとなった。これはフコイダンが生殖器床の出現と密接に関係しているためと考えられる。

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© 2007 公益社団法人 日本水産学会
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