日本水産学会誌
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ツノナシオキアミ Euphausia pacifica の密度比,音速比の変化とターゲットストレングス推定に与える影響
松倉 隆一向井 徹安藤 靖浩飯田 浩二
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2009 年 75 巻 1 号 p. 38-44

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抄録

ツノナシオキアミの体内と海水の密度比,音速比によるターゲットストレングスへの影響と脂質含有量の関係を調べた。密度比は夏季で大きくワックスエステル含有量と負の相関があり,音速比は春季で大きく脂質含有量と正の相関があった。DWBA モデルで TL 15 mm の個体の TS(平均遊泳姿勢 30.4±19.9°)を推定すると,38 kHz で-105.9~-105.2 dB, 120 kHz で-91.3~-90.5 dB, 200 kHz で-86.3~-85.4 dB となった。春季と夏季では両比の変化は相殺し TS の変化は小さかった。

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© 2009 公益社団法人 日本水産学会
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