福岡県水産海洋技術センター研究部
福岡県工業技術センター生物食品研究所
2009 年 75 巻 1 号 p. 70-76
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
福岡県で未利用であったアカモクについて成熟状況と加工品の品質との関係について報告する。福岡県大島地先で 2005 年 12 月から 2006 年 4 月の間に採取した原藻を時期別に加工し,出来た加工品の色調,粘性,フコイダン含量を成熟段階で比較した。その結果,粘性及びフコイダン含量は成熟と共に増加し,色調は未成熟のアカモクを用いた加工品では鮮やかな緑色をしているが,成熟に伴い緑色から褐色へと変化することが明らかになった。よって,成熟直前の藻体が加工原料として有用であることが示唆された。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら