東京大学大学院農学生命科学研究科
2011 年 77 巻 4 号 p. 606-615
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人工干潟の生態系サービスを評価するため,東京湾内湾の 6 カ所の人工干潟と 5 カ所の天然干潟の二枚貝相と比較した。また,二枚貝相を決定する環境撹乱要因を特定するため,干潟にケージを設置し,アサリの生残実験を行った。二枚貝相は,天然か人工かではなく,その干潟が湾内で位置する場所によって決まり,アサリが優占した湾口に近い干潟ではおもな生態系サービスとして潮干狩りが挙げられた。一方で,湾奥の二枚貝相は貧弱で,塩分や貧酸素が環境要因として効いていた。
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