日本水産学会誌
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琵琶湖野田沼周辺におけるオオクチバスとブルーギルの胃内容物と糞中 DNA による摂餌生態の推定
杉浦 省三田口 貴史
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78 巻 (2012) 1 号 p. 43-53

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抄録

オオクチバスとブルーギルの食性を野田沼水系(彦根市)で調査した。胃内容物の同定,糞中 DNA の定量 PCR およびクローンライブラリー解析の結果,オオクチバスは大型の餌生物(アユ等)への選択性が強く,フナ稚魚等への選択性は低いこと,ブルーギルは強い植物食性で,魚類への食害は低いことが示唆された。また,オオクチバスはスジエビとテナガエビに,ブルーギルはヌマエビに強い摂餌選択性を示した。オオクチバスの在来魚に対する摂餌選択性は,餌生物の種類,大きさ,捕食者の飽食度,水域の濁度などに影響されると推察された。

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© 2012 公益社団法人 日本水産学会
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