宮城県水産技術総合センター
2012 年 78 巻 6 号 p. 1112-1117
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本研究では,貝桁網漁船が通常使用しているアカガイ Scapharca broughtonii 桁網の漁獲効率を,操業実験試料から標識貝を用い DeLury 法で求めた漁具能率と,漁場面積及び掃過面積の比により推定した。仙台市荒浜沖アカガイ漁場に設定した試験区に標識アカガイを放流し,翌日貝桁網を用いて標識貝を採捕した。漁獲効率として 0.54 を得たが,これは 60~70 年代のアカガイ桁網の漁獲効率よりも著しく高く,アカガイ資源管理における漁獲効率の再考が必要である。
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