日本水産学会誌
Online ISSN : 1349-998X
Print ISSN : 0021-5392
ISSN-L : 0021-5392
報文
鹿児島湾における藻場の分布と特性
田中 敏博吉満 敏今吉 雄二石賀 好恵寺田 竜太
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 79 巻 1 号 p. 20-30

詳細
抄録

鹿児島湾内 230 地点で海藻・海草類の調査を行い,ガラモ場やアマモ場(アマモ,コアマモ)の分布を明らかにした。また,ガラモ場を構成する主要なホンダワラ属海藻 10 種については,各種の分布を整理した。その結果,ガラモ場を 159 地点で確認し,アマモ場を 41 地点で確認した。温帯域に広く分布するヒジキ,イソモクやヤツマタモク,マメタワラは湾内各地に広く見られたが,亜熱帯から暖温帯に広く分布するトサカモクやフタエモク,コブクロモク,キレバモク,コナフキモク,シマウラモクは湾中央部や湾口部に多く見られた。

著者関連情報
© 2013 公益社団法人 日本水産学会
前の記事 次の記事
feedback
Top