論文ID: 18-00010
既報の6M塩酸中110℃で24時間加水分解後,アミノ酸自動分析計による3-メチルヒスチジン(3-Mehis)定量値をバレニン(Bal)量とする分析法を再検討した。3-Mehis定量値のばらつきが最小となる加水分解時間は3時間,3-Mehis/Bal比が安定し両者の間に高い直線的相関が得られるBal濃度は0.05-10 μmol/mLでBalからの3-Mehis生成率は89%だった。本法でアカマンボウ筋肉エキスを分析したところヒゲクジラ類を上回る高濃度のBalが含まれることが判明した。