論文ID: 18-00013
シンガポールにおいて好まれる料理を魚種・調理法・調味料という観点から分析した。データは,現地で2015~2016年の間に7回の試食会を実施して得られた194名の34種類の料理に対する五段階評価である。順序ロジット,一般化順序ロジット及びheterogeneous choice modelを使った分析の結果,シンガポール在住の日本人は生で提供される料理に対する評価が他の料理に比べて低いこと,また他のシンガポール住人はエビカニ類・赤身魚・白身魚が入った料理や揚げ料理を好むことが明らかとなった。