日本水産学会誌
Online ISSN : 1349-998X
Print ISSN : 0021-5392
ISSN-L : 0021-5392

この記事には本公開記事があります。本公開記事を参照してください。
引用する場合も本公開記事を引用してください。

ハタ科魚類の性分化と性転換に関する形態学的および生理学的研究
村田 良介小林 靖尚野津 了中村 將
著者情報
ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: 20-00003

この記事には本公開記事があります。
詳細
抄録

 重要な養殖対象魚種であるハタ科魚類の生殖生理機構の特性解明に取り組んだ。最初にヤイトハタ幼魚の生殖腺を形態学的に解析し,ハタ科魚類の性分化と性ステロイドホルモンの関係を調べた。次に小型のカンモンハタを対象に,性転換の生理機構を明らかにした。更に,これらの基礎知見に基づき未成魚および成魚の人為的性転換誘導技術の開発に取り組み,従来法に加えてアロマターゼインヒビターおよび生殖腺刺激ホルモンを用いた新たな性転換誘導技術を開発した。

著者関連情報
© 2020 公益社団法人 日本水産学会
feedback
Top