日本水産学会誌
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人工河川の淵におけるイワナのカバーの物理的条件に関する実験的研究
寺田 佳祐中村 智幸横田 賢史
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論文ID: 20-00010

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抄録

 人工河川の淵(長さ8 m,幅4 m,最大水深60 cm)において,イワナが好むカバーの物理的条件を検証した。警戒時のカバー(天井構造の幅60 cm,奥行き30 cm。岸沿いに設置)の使用個体数(脅した後,隠れた尾数)は,天井の高さが川底から10 cmと20 cmの場合に多く,上流側と下流側に側壁を付けた場合の方が10%の有意水準で多かった。また,天井の高さが川底から10 cmの場合の側壁付きカバーの使用個体数は,カバーの幅が30, 60, 90 cmのうち90 cmの場合に最も多かった。

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