日本水産学会誌
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鹿児島湾産ホンダワラ属藻類2種,イソモクとコナフキモク(ヒバマタ目)の季節的消長と生育環境
倉堀 宇弘島袋 寛盛猪狩 忠光寺田 竜太
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キーワード: Sargassum, ガラモ場, 暖温帯, 藻場
ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: 21-00028

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抄録

 鹿児島湾で広く見られるイソモクとコナフキモク(ホンダワラ科)について,季節的消長と生育環境を調査した。指宿市山川の藻場で見られた両種は水深2 m前後の岩塊上に繁茂していたが,イソモクがより浅所に見られた。両種とも2月頃から生長するが,イソモクが6月頃に成熟するのに対し,コナフキモクは7月から8月頃に成熟し,イソモクの方がより早くに衰退した。しかし,イソモクは残存した付着器上や周辺に新たな幼芽が出現して越夏するのに対し,コナフキモクは直立部が枯死流失し,2月まで個体は見られなかった。

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