論文ID: 22-00041
東京都特別区においてランダム抽出した鮮魚販売店で丸のマアジとマイワシをサンプリングし,Fish AnalyzerTM Proを用いて品質を調査した。得られたデータを主成分分析とクラスター分析にかけることで,小売店の販売戦略の類型化を試みた。品質調査から,サンプリングされた魚の大半は生食には適さない鮮度であることや,脂肪度の範囲がマイワシで特に大きいことが分かった。統計解析からは鮮魚販売店の戦略が大きく4つに分類できることが示され,品質を含むデータセットを用いた販売戦略類型化の有用性が示唆された。