日本水産学会誌
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養殖アコヤガイの糖代謝酵素活性および体成分の季節変化
四宮 陽一岩永 俊介河野 啓介山口 知也
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1999 年 65 巻 2 号 p. 294-299

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抄録

アコヤガイの閉殻筋と内臓部における一般成分や糖代謝酵素活性の季節変化を調べた。閉殻筋グリコーゲン含量は夏季に最大で, 植物色素量と類似した季節変化を示し, 解糖活性の増大に伴って低下した。内臓部のリポゲニック酵素活性は, 粗脂肪絶対量の増大と性成熟が進行した冬季から春季に高く, 脂肪酸やステロイドホルモンの生合成への関与が示唆された。以上の結果から, アコヤガイの糖代謝酵素活性や一般成分は餌生物量や性成熟に関連して変動すると推察された。

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© 社団法人 日本水産学会
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