膵臓
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〔特集〕「急性膵炎診療のガイドライン」をめぐって
JPN Guidelines for the management of acute pancreatitis―特徴,基本的意義,期待される効果―
吉田 雅博高田 忠敬平田 公一真弓 俊彦小泉 勝伊佐地 秀司武田 和憲広田 昌彦関本 美穂木村 康利三浦 文彦和田 慶太
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2006 年 21 巻 6 号 p. 484-490

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抄録
【目的】2003年7月に「エビデンスに基づいた急性膵炎の診療ガイドライン 第1版」が出版され,1万部余が出版された.今回,英文版を刊行する目的は,日本の実臨床を踏まえた本ガイドラインの内容を世界に向けて発信し,国際的な評価を受けることで,内容のさらなる充実を図ることである.【英文化の方法】出版責任者を高田忠敬(帝京大学主任教授),委員長を平田公一(札幌医科大学教授)とし,出版作業を行った.2005年1月~2月:日本語版の内容,表記法,推奨法の再検討会議を開催し,項目ごとの論文を作成し,投稿する形式とした.同年3月~4月:問題点改訂部位の検討およびクリニカルクエスチョン作成.同年5月~7月:英文化作業.同年8月~9月:英語版の内容,表記法,推奨法再評価会議.2006年2月:Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Surgeryの学術論文としてSpringer社より出版した.この論文は,フリーダウンロードとしており,全世界どこからでも自由にアクセスし,ダウンロード可能である.【期待される効果】胆膵領域の日本発国際版ガイドライン出版は初めての事業である.欧米においてはその地域独特の医療情勢に合わせて独自の急性膵炎ガイドラインが作成されているため,今回の英文化作業および出版によって,欧米のガイドラインとJPN Guidelinesの比較検討が広く世界的に行われ,さらなる内容の改良と臨床医療への効果が期待される.
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© 2006 日本膵臓学会
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