日本海水学会誌
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塩味を強調する梅塩の開発
石川 匡子高橋 美子遠藤 由香佐藤 史奈小笠原 美穂奥山 慧一熊谷 昌則秋山 美展松永 隆司
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2013 年 67 巻 4 号 p. 219-223

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抄録
塩味と酸味物質による相互作用を利用した塩味増強について,クエン酸ならびに梅を用いて,水溶液および固体の両面から検討を行った. 水溶液においては,クエン酸添加により塩味が強く感じられ,その作用は食塩水およびクエン酸の濃度により異なっていた.自作した梅干しおよび梅酢を用い,梅パウダー添加塩,梅酢添加塩を調製した.2種類の塩をそれぞれ直接口に含み,食塩と塩味の強さを比較した結果,梅パウダー添加塩,梅酢添加塩は,塩味増強が確認された.
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© 2013 日本海水学会
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