日本海水学会誌
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光センサーによるNaCl結晶核発生速度の測定の試み
清水 健司
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2007 年 61 巻 1 号 p. 34-36

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抄録
製塩工業における生産量は発生結晶数に左右される. しかし装置内の2次核発生や微結品の付着現象による数の減少と成長量への関与など現象が複雑で制御方法が確立されていない. そこで, 光センサーを用いた, 濁度の“その場測定システム”を製作し, NaClの蒸発晶析槽における, 本実験条件下での結晶核速度と蒸発速度の関係を求めた. 本システムは, 実操業での操作条件選定に有用であると考えられる.
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