大気汚染学会誌
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超小形サイクロン分離器の圧力損失, 限界粒子径並びに部分捕集率の諸特性
小川 明
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1982 年 17 巻 4 号 p. 313-318

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抄録
サイクロンは, 外筒径が小さくなるにつれて, その限界粒子径が小さくなる事は知られているが, 超小形サイクロンの場合には, 粘性効果が強く作用し, 必ずしも限界粒子径が小さくなるとは限らない事を示した。その実験値として, Hochstrasser, J. M.の学位論文およびsmith, wilson and Harrisの限界粒子径の実測値と筆者の導びいた限界粒子径の理論式の対比, 並びに部分捕集率の分離指数は, 大形, 中形, 小形および超小形サイクロンに対し, すべて一本の直線で表わし得る事を示した。
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© 大気環境学会
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