太成学院大学紀要
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成人看護学実践実習での手作りパンフレット作成による自己効力感の関係と教育効果
福岡 珠美 西山 円
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研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2018 年 20 巻 p. 111-122

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抄録

成人看護学では,講義・演習や実践実習でヒューマン・ケアに重点を置き教授し,パンフレットを学生に作成をさせているが生活体験が少ない学生が実習中に患者を理解し個別性に応じたパンフレット作成には苦悩があると考えられる。しかし学生は患者のために何かできないかと考えて退院指導や運動指導や治療意欲を高める目的や入院生活に活気が出るよう考え,何回も作り直して手作りパンフレットを作成している。そのパンフレットは患者さんの趣味を取り入れたり,患者の顔を書いたり,イラストを入れたりして個性豊かな物で世界に1つしかない工夫を凝らした手作りパンフレットになっている。そしてそれを患者や患者の家族に説明し渡す時に,感謝の言葉を受けることで,「この患者さんのために役に立つことができた」と言う学生の成功体験となり自己効力感が高まり,実践実習の一場面ではあるが自己有用感が高められ教育効果に繋がったと考えられた。

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