2022 年 24 巻 p. 13-22
発達障害のある看護学生への理解について,昨今で知られている一般的な特性はもとより,筆者が日頃より当該学生とかかわる中で感じている「過剰適応」について,発達障害と過剰適応との関連を文献検索し,それを含めて発達障害の特性の一つであるこだわりという側面から,発達障害のある看護学生の過剰適応の悪循環とこだわりの理由について考察した。また発達障害のある看護学生に対して組織を通しての支援構築の必要性や,合理的配慮を含めた支援の在り方,合理的配慮の考え方について,文献検討及び筆者の経験を通して考察を述べたものである。