太成学院大学紀要
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24 巻
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • ―女子英語読本‟GIRLS’ ENGLISH READERS”とその背景―
    井出 裕美
    2022 年 24 巻 p. 1-12
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/04/15
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    明治,文明開化と共に始まった外国文化の輸入は日本の教育制度に大きな影響を与えた。英語なくしては何も学ぶことが出来なかったため,新日本政府はその教授学習に力を入れた。開国された日本国にキリスト教の布教目的にやってきた,英米の宣教師たちが,「英語教授」を手段として日本国に英米の文化や教養を広げていったのは当然のことである。英語に慣れ始めた明治30年には,日本人英語学者によって,女子教育に必要な英語教科書も著作され出版された。近年のヨーロッパの英語教授法は,明治時代の英語教授法に近いものが見られる。英語に関して全く無知であった当時の女性対象英語はどの様に享受されたのか。明治30年に書かれた『Girls’ English Reader』はどのようなものであったのか。英語の発音と文字は,どのように結び付けられ,教授されたのであろうか。
  • 錦織 史子
    2022 年 24 巻 p. 13-22
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/04/15
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    発達障害のある看護学生への理解について,昨今で知られている一般的な特性はもとより,筆者が日頃より当該学生とかかわる中で感じている「過剰適応」について,発達障害と過剰適応との関連を文献検索し,それを含めて発達障害の特性の一つであるこだわりという側面から,発達障害のある看護学生の過剰適応の悪循環とこだわりの理由について考察した。また発達障害のある看護学生に対して組織を通しての支援構築の必要性や,合理的配慮を含めた支援の在り方,合理的配慮の考え方について,文献検討及び筆者の経験を通して考察を述べたものである。
  • 福地 真一, 釣島 平三郎
    2022 年 24 巻 p. 23-34
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/04/15
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    The aging of the executive officer on a small and medium size enterprises has accelerated due to the environment change by a decreasing birth rate and aging population. In this connection, the number of a small and medium size enterprises has decreased for not encouraging the successor and the choosing M&A and closing business. Although the government and an administration enforced the business succession, the study of the business succession and encouraging the successor are not enough. In this study, I would like to investigate the encouragement the successor at the family business which occupy the most of a small and medium size enterprises. And furthermore, it will lead to the permanence and the continuance of a small and medium size enterprises.
  • 村山 凌一
    2022 年 24 巻 p. 35-42
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/04/15
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本研究は体育科教員養成課程における陸上競技の授業を受講している男子大学生のハードル走の特徴を明確にし,ハードル走の技能課題を提示することを目的とした。対象は,66名の男子大学生であり,50m中に5台ハードルを設置した50mハードル走を行わせ,各種タイムを算出し,Totalタイムから上位と下位に群分けを行い,検討を行った。その結果,上位群は,短いランニングタイムと短いハードリングタイムでハードル走を行っており,今後は短距離走能力の強化や,効率的なハードルクリアランス技術の習得が課題となることが示唆された。下位群においては,踏切時間の延長が認められ,その結果として台数を重ねるごとにランニングタイムが延長していくことが示された。また,短距離走能力を活かせるスムーズなハードリングを目指し,3歩でインターバルを走ることが課題として示唆された。
  • 吉岡 由喜子
    2022 年 24 巻 p. 43-49
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/04/15
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    看護学部3年生を対象に遠隔授業の工夫と学習支援の影響について調査し検討した。遠隔授業の良い影響としてオンデマンドを活用することで繰り返し聞き,理解が深められることがわかった。また,学生の意見を基に授業を改善することで,自分の考えを表現する機会,集中して授業に参加できる環境,緊張を感じにくい質問の場を作ることができた。そしてそれは教員と学生で協同して授業を作り上げることに繋がった。一方で対面授業と比較すると遠隔授業は理解しにくいという結果になった。
  • 八木 一成
    2022 年 24 巻 p. 51-54
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/04/15
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    2021年5月に農林水産省から「みどりの食料システム戦略」が発表された。この中で化学農薬低減施策のひとつとして有機農業の推進が挙げられている。また,有機農業の耕地面積を現在の40倍である100万haに拡大することを数値目標としている。しかし上意下達で発表されたこの戦略は有機農業の現場にどれほどのメリットがあるのだろうか。2006年に制定された「有機農業の推進に関する法律」や最近の有機農業の現状およびそれを取り巻く技術革新の問題から本稿では有機農業の行方についての考察を行うものである。
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