胆道
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原著
肝門部胆管悪性狭窄に対するステント留置術 : 関西EDS研究会によるmulti-center study
久保田 佳嗣向井 秀一田中 聖人岡部 純弘北野 雅之菊池 英亮小山 茂樹八隅 秀二郎斯波 将次安田 健治朗
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2008 年 22 巻 2 号 p. 160-168

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抄録
非切除悪性肝門部胆管狭窄に対する胆道ドレナージにおける, 使用ステント (メタリックステント対プラスチックステント) やドレナージ範囲 (片葉ドレナージ対両葉ドレナージ) のドレナージ効果への影響について, 13施設で前向きに調査した. Bismuth分類II以上の92例を対象とし, 上記2因子の組み合わせによる, 4グループに分類し, 一定の基準に従って観察した. ステント閉塞の主因は, メタリックステントでは腫瘍のingrowth, プラスチックステントでは胆泥であった. メタリックステントを用いた両葉ドレナージでは, 他の3群に比べ, 長期のステント開存が得られた. プラスチックステントを用いた両葉ドレナージは, 細径のステントが比較的多く用いられており, ステント閉塞による胆管炎が高頻度に発症した. 生存率は4グループ間に差はなかった. 今回の検討では, メタリックステントによる肝両葉ドレナージがQOLを向上させる可能性が示唆された.
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© 2008 日本胆道学会
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