胆道
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総説
胆嚢腺筋腫症と胆嚢癌との関連
生天目 信之白井 良夫畠山 勝義
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2008 年 22 巻 2 号 p. 181-185

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抄録
「胆嚢腺筋腫症 (以下, 腺筋腫症) と胆嚢癌との関連」について, 主に自験例 (種々の疾患に対して胆嚢摘出術が施行された7757症例) の成績 (既に報告済み) に基づいて考察した. 腺筋腫症は肉眼形態から分節型, 底部型, びまん型の3型に分類される. 腺筋腫症は847症例 (10.9%) に認められ, 分節型腺筋腫症 (以下, 分節型) を有する胆嚢の癌合併率 (34/522 ; 6.5%) は, 分節型を有さない胆嚢 (274/7235 ; 3.8%) より有意に高率であった (P=0.002). この“分節型と胆嚢癌との関連”は, 60歳以上の症例においてより顕著であった (P<0.001). 一方, 底部型, びまん型と胆嚢癌との関連はみられなかった. 分節型に合併した胆嚢癌は全て輪状狭窄より底部側粘膜に発生しており, 胃型粘液形質を有していた. 腺筋腫症3型のうち, 分節型は胆嚢癌の発生と関連する病態である. 分節型では底部側粘膜における胃型上皮化生が癌の組織発生に関与しているものと推測される.
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© 2008 日本胆道学会
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