胆道
Online ISSN : 1883-6879
Print ISSN : 0914-0077
ISSN-L : 0914-0077
第2回 診断
胆管結石の診断
乾 和郎藤田 直孝
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 24 巻 2 号 p. 239-244

詳細
抄録
要旨:胆管結石の診断法にはUS,CT,MRCP,ERCP,EUS,IDUSがある.USは最も侵襲が少ないが診断率は25~75%と報告されている.DIC-CTの胆管結石診断能は感度65~100%,特異度84~100%と高く評価されている.EUSとMRCPの比較では,EUSが感度93%,特異度96%,陽性診断的中率93%,陰性診断的中率96%であるのに対し,MRCPは感度85%,特異度93%,陽性診断的中率87%,陰性診断的中率92%と両者の診断能は優れており,統計学的な差はない.ERCPは単独で行われることは少なくなっているが,胆管結石診断の感度は67~97%,特異度82~100%と報告されている.また,ERCPの正診率86.7%,感度92.9%に対し,IDUSは正診率100%,感度100%であったと報告されており,胆管結石の内視鏡治療後の遺残結石の診断に優れている.胆管結石は生命に関わる病態をきたすことがあるため,これらの画像診断を駆使して診断する必要がある.
著者関連情報
© 2010 日本胆道学会
前の記事 次の記事
feedback
Top