胆道
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症例報告
単純MRIにより胆嚢十二指腸瘻が描出された胆石イレウスの1例
大菊 正人細村 直弘雨宮 秀武川井田 博充松田 政徳板倉 淳藤井 秀樹
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2013 年 27 巻 2 号 p. 205-209

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抄録
要旨:症例は92歳男性.胆嚢結石に対する手術待機中に嘔吐が出現し近医入院.CT検査にて十二指腸水平部に腫瘤影を認め当院転院となった.CT上胆嚢内に認められた結石は消失しており,胆道内にガス像を認めた.MRIでは層構造を伴った結石像をトライツ靭帯近傍に認め,胆管周囲の高度癒着像と胆嚢十二指腸瘻が描出された.以上より胆石イレウスの診断で手術を行った.結石はトライツ靭帯から32 cmに存在し,小腸を小切開し結石を摘出した.胆嚢に関しては胆管周囲の炎症が強く,手術侵襲が大きくなるため胆嚢摘出術は施行しなかった.胆石イレウスは胆嚢結石症の0.15から1.5%に認められる比較的まれな疾患であるが,画像診断の向上により術前診断が可能な症例が多くなっている.MRIは造影剤を使用せず低侵襲に胆道周囲の詳細な情報が得られる.比較的まれな胆石イレウスの1手術例を経験したので報告する.
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© 2013 日本胆道学会
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