胆道
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症例報告
肝腸間膜動脈幹起源の総肝動脈が膵頭部実質を貫通していた中下部胆管癌に対し膵頭十二指腸切除を施行した1例
酒井 久宗緒方 俊郎高木 克明安永 昌史奥田 康司木下 壽文田中 啓之
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2014 年 28 巻 2 号 p. 242-248

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抄録
症例は70歳,男性.高血圧にて前医経過観察中,肝胆道系酵素高値を指摘,精査にて中下部胆管癌と診断され手術目的に当科入院となった.術前画像診断では,中下部胆管に腫瘤影を認め,肝腸間膜動脈幹から分岐する総肝動脈が上腸間膜静脈の背側から膵鈎部に至り,膵頭部膵実質を貫通していた.手術では,膵実質を剥離,総肝動脈を温存し膵頭十二指腸切除施行した.膵頭部の手術においては,術前の画像診断で肝動脈分岐変異のみならず,その走行形態の把握が重要であると考えられた.
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© 2014 日本胆道学会
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