胆道
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原著
原発性,再発性総胆管結石症に対する総胆管十二指腸端側吻合の短期・長期成績
鈴木 修司丸山 常彦下田 貢森下 慶一小池 伸定原田 信比古
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2018 年 32 巻 1 号 p. 91-96

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抄録

総胆管結石の治療は非侵襲性から内視鏡治療が主流となっているが,原発性や再発性の総胆管結石症例も時々認められている.原発性,再発性総胆管結石症に対する外科治療の短期,長期成績を検討した.2002年から2013年までに原発性,再発性総胆管結石症に対して総胆管十二指腸端側吻合を施行した30例を対象とした.30例の内訳は男性18例,女性12例で,平均年齢は74.2歳であった.術後平均在院日数は16.3日で,短期合併症は創部哆開6例(20%),肝障害,うつ,せん妄各1例(3.3%)で,mortality 0%,morbidity 23.3%であった.その後の平均観察期間は54.9カ月で,長期合併症では胆管炎4例(13.3%),肝膿瘍,肝障害各1例(3.3%)で,術後の再発結石は0%であった.原発性,再発を繰り返す総胆管結石症に対する総胆管十二指腸端側吻合は,短期,長期成績でも認容される結果を認めた.

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© 2018 日本胆道学会
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