2018 年 32 巻 1 号 p. 72-77
低侵襲医療に対するニーズが高まるなか,胆道疾患の診療においてERCPならびにEUS関連手技はますます不可欠のものとなっている.ERCP関連手技では,診断として,造影検査であるERCPのほかにIDUS,細胞診・生検,胆道鏡検査などが行われている.また治療として,内視鏡的結石除去術や胆道ドレナージ術は,第一選択の手技となっている.適応を限定すれば内視鏡的乳頭切除術は外科手術に替る低侵襲の手技である.EUS関連手技では,診断として,EUSによる画像診断のほかに,EUS-FNAによる細胞診・生検が行われている.EUS-BDは経乳頭的アプローチ困難症例では有用な手技である.ERCPならびにEUS関連手技をより安全かつ確実に施行するためには,その基本についてよく理解し,手技に習熟する必要がある.