2018 年 32 巻 2 号 p. 224-232
術後再建腸管に対するstandard typeとshort typeシングルバルーン内視鏡を用いて施行した胆道処置の治療成績を比較検討した.対象はStandard群73件,Short群110件.Short群で胃切後Roux-en-Y再建例と悪性胆道狭窄治療例が多かった.乳頭/吻合部到達率はShort群で良好(89.0% vs 97.3%)であり,到達時間も短縮していた(25分vs 11分).胆管挿管成功率はShort群で良好(76.9% vs 96.3%)であったが,ERCP関連手技成功率には差はなかった(95.7% vs 96.7%).全治療成功率はShort群で良好(65.8% vs 90.9%)であり,全治療時間も短縮していた(72分vs 60分).Short typeのシングルバルーン内視鏡の使用により,術後再建腸管に対する胆道処置の治療成績が改善した.