胆道
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原著
胆管金属ステント留置後の胆嚢炎におけるリスク因子の解析
瀧浪 将貴室久 剛芳澤 社清水 恵理奈長澤 正通
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2018 年 32 巻 4 号 p. 725-731

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抄録

遠位悪性胆道狭窄に対するSelf-Expandable Metallic Stent(SEMS)留置は広く普及し,ステントも多様化している.主な合併症に胆嚢炎があるが,近年のステントに対応したデータは少なく今回検討した.対象は内視鏡的にSEMSを留置した280例・336回.胆嚢炎は全体で25例にみられた.多変量解析からリスク因子として,Cover型(p=0.014),腫瘍の胆嚢管浸潤(p=0.017),胆嚢結石(p=0.022)が抽出された.SEMS留置からの発症期間は,Cover型,膵癌が短かった.重症胆嚢炎は3例で,すべて腫瘍の胆嚢管浸潤がない膵癌症例に対しCover型が留置されていた.SEMS留置はCover型が30日以内発症のリスク因子と考えられ,腫瘍の胆嚢管浸潤がない症例でも重症胆嚢炎が発生することがあり注意を要する.

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© 2018 日本胆道学会
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