胆道
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胆道専門医講座 胆道病変の診断のコツとピットフォール
胆道病変の診断のコツとピットフォール 第2回 CT,MRI
櫻井 康雄
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キーワード: 胆嚢, 胆管, 画像診断, CT, MRI
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2019 年 33 巻 2 号 p. 308-320

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抄録

近年のCT,MRIの進歩はめざましいものがあり,胆道系疾患の診断における役割は非常に大きなものとなった.CTではmultidetector-row CTの進歩により時間分解能,空間分解能が飛躍的に向上し,胆管壁,胆嚢壁の肥厚や造影態度の微妙な変化をとらえることが可能となった.MRIでも空間分解能,時間分解能が向上し,高いコントラスト分解能をいかせるようになり,特にMRCPと拡散強調像の発達による影響が大きい.しかし,それに伴って作成される画像の種類,枚数は膨大なものとなり,検査一つ一つを順番に全てに目を通すのは非効率的である.読影に際しては,疾患ごとに診断の鍵となる画像検査があり,読影にはちょっとしたコツがある.比較的遭遇する機会の多い,胆道結石,胆嚢隆起性病変,胆嚢壁肥厚性病変,胆管病変の診断におけるCT,MRIの役割を,そのコツとピットフォールを交えて解説する.

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© 2019 日本胆道学会
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