胆道
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症例報告
閉塞性黄疸を契機に発見された子宮平滑筋肉腫膵転移の1例
髙野 祐一浅見 哲史新谷 文崇小林 孝弘丸岡 直隆野呂瀬 朋子大池 信之長濵 正亞
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2020 年 34 巻 4 号 p. 710-717

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抄録

症例は56歳女性.2週間前より食思不振がありその後,尿黄染・灰白色便を自覚した.腹部造影CTで膵頭部に15mmの腫瘤がみられ胆管閉塞を来していた.子宮には83mmの不整な腫瘤がみられ多発肺転移・骨転移が疑われた.ERCPを施行すると遠位胆管に強い狭窄を認めたが,胆管壁に不整はなく偏位もみられなかった.IDUSでは狭窄部周囲の膵実質に境界不明瞭な低エコー腫瘤をみとめ,膵病変からの圧排・浸潤による胆管閉塞と考えられた.膵頭部腫瘤に対してEUS-FNAを施行し異型な核を有する紡錘形細胞の密な増殖を認めた.免疫染色ではSMA(+)desmin(+),CD34(-),c-kit(-),S-100(-),Ki-67指数50%で平滑筋肉腫と診断された.子宮平滑筋肉腫の膵転移と診断し,胆管ステント留置後に化学療法を導入した.閉塞性黄疸を契機に発見された子宮平滑筋肉腫は稀であり文献的考察を加えて報告する.

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© 2020 日本胆道学会
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