胆道
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症例報告
肝外胆管原発mixed neuroendocrine non-neuroendocrine neoplasm(MiNEN)の1切除例
兵 貴彦北畑 裕司川井 学廣野 誠子岡田 健一宮澤 基樹上野 昌樹速水 晋也高橋 祐一山上 裕機
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2021 年 35 巻 2 号 p. 160-167

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抄録

50歳代男性.当院血液内科で原発性マクログロブリン血症の定期検査にて,黄疸を指摘された.造影CT動脈相で膵内胆管に淡く造影される19mm大の腫瘍と,胆管拡張を認めた.EUSでは十二指腸乳頭部近傍に19mm大の低エコー腫瘤を認め,ソナゾイド造影で,強い造影効果を受けた.ERC下生検で,small cell carcinoma and adenocarcinomaと診断された.遠位胆管発症のneuroendocrine carcinomaもしくはmixed neuroendocrine non-neuroendocrine neoplasm(MiNEN)と診断し,幽門輪切除膵頭十二指腸切除術を施行した.病理学的所見では膵内胆管に原発する神経内分泌癌(70%)と高分化型腺癌(30%)を認め,MiNENの診断であった.肝外胆管原発MiNENの1切除例を経験したので,文献学的考察を加え報告する.

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© 2021 日本胆道学会
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