胆道
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胆道専門医講座 胆道癌治療の最近の進歩
第2回 胆道癌に対する化学療法:現状と今後の展望
古瀬 純司
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2022 年 36 巻 2 号 p. 176-184

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抄録

胆道癌の化学療法は切除不能例だけでなく,切除手術の術後補助療法を含め,重要な役割を果たし,活発に開発が進められている.切除不能胆道癌に対する化学療法は,ゲムシタビン(GEM)+シスプラチン併用療法(GC療法)が標準治療として広く用いられている.さらにわが国では第III相試験の結果,GEM+S-1併用およびGC+S-1療法も選択肢の一つとして推奨されている.GC療法後の2次治療として,英国からmFOLFOX(フルオロウラシ+ロイコボリン)の有効性が報告され,海外では標準治療として位置づけられている.胆道癌の術後補助療法は英国ではカペシタビンの有用性が示され,わが国ではS-1の第III相試験が行われている.最近,胆道癌においても免疫チェックポイント阻害薬やがんゲノム解析に基づく薬物療法が多く開発されており,新たな治療選択肢が増えつつある.今後さらに胆道癌患者の予後改善が期待される.

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© 2022 日本胆道学会
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