2025 年 39 巻 2 号 p. 179-188
術後再建腸管を有する胆道疾患に対するERCPとInterventional EUS(I-EUS)の選択基準は未だ明らかではない.胆道再建を伴わない術後再建腸管の胆道疾患に対する直近5年間のERCPとI-EUS関連の各々の成績を後方視的に調査した.ERCPは67症例,I-EUSは14症例であった.ERCPとI-EUSの手技成功率は83.6%(56/67)と92.9%(13/14),偶発症率は各々11.9%(8/67)と7.1%(1/14)であり,有意差は認めなかった.総処置時間中央値はERCP 105分,I-EUS 51分であり,I-EUSで有意に短い結果であった.胆道再建を伴わない術後再建腸管の胆道疾患に対して,I-EUSはERCPと同等の成功率と安全性を示し,処置時間の短縮という利点も示された.