2026 年 40 巻 1 号 p. 40-49
当院にて切除不能悪性胆道狭窄に対するEUS-guided hepaticogastrostomy(EUS-HGS)におけるCovered self-expandable metallic stent(CSEMS)とPlastic stent(PS)の成績を後方視的に比較検討した.65例(CSEMS群45例,PS群20例)を対象とし,再発性胆管閉塞率はCSEMS群がPS群より有意に低く(24% vs 60%,P=0.010),偶発症率に有意差はなかった.多変量解析では,EUS-HGS前の総ビリルビン値6未満およびPS使用が再発性胆管閉塞の独立したリスク因子として抽出された.再発性胆管閉塞までの期間はCSEMS群で有意に長く(中央値486日 vs 170日,P=0.007),EUS-HGSにおいてCSEMSが有用である可能性が示唆された.