胆道
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原著
切除胆道癌の術前CTで指摘しえた傍大動脈リンパ節のEUS検出感度の検討
佐藤 克彦重川 稔吉岡 鉄平大工 和馬佐藤 悠小玉 尚宏疋田 隼人竹原 徹郎
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2026 年 40 巻 1 号 p. 50-56

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抄録

【背景】胆道癌の傍大動脈リンパ節(PALN)転移は遠隔転移となる.胆道癌切除症例のPALN腫大に対するEUSの検出感度を検討した.

【対象】2012年7月から2024年7月に術前EUSを施行した胆道癌切除症例のうち,術前CTで短径5mm以上のPALNを指摘し得た40症例53リンパ節を対象とした.

【結果】40症例の癌腫の内訳は肝内6例,肝門部領域18例,胆嚢1例,遠位12例,乳頭部3例であった.術前CT指摘可能なPALN径中央値はそれぞれ長径10.3mm,短径7.0mmであった.PALN全体のEUS検出感度は28%(15/53)であり,穿刺ラインは13%(7/53)で確保可能であった.PALN短径7mm以上がEUS検出に寄与する因子であった.

【結語】PALNは解剖学的にEUS描出が困難であり,胆道癌切除例の術前CTで指摘されたPALN腫大のEUS検出感度は28%であった.

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