2026 年 40 巻 1 号 p. 57-68
自己拡張型カバードメタリックステント(CSEMS)は,悪性胆道閉塞に対する標準的治療として普及している.tumor ingrowthを抑制する一方で,stent migration,sludge occlusion,tumor overgrowthといった新たな課題も明らかとなっている.これらに対する対策として,逆流防止機構や新規構造のステントが開発されているほか,薬剤溶出型,生分解性,3Dプリンティングを活用した個別設計など,次世代技術の実用化に向けた研究も進められている.本稿では,CSEMSの開発経緯と現状,課題,今後の展望について概説する.