胆道
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症例報告
無石性胆嚢炎に対して胆嚢摘出後に胆道悪性腫瘍が発見された3例
河合 修作小森 充嗣片山 雅貴
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2026 年 40 巻 2 号 p. 206-210

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抄録

症例1:76歳男性,無石性胆嚢炎に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術後8カ月で閉塞性黄疸を発症し,精査後に遠位胆管癌と診断した.膵頭十二指腸切除術を施行し,病理検査で遠位胆管に進展する胆嚢管癌と診断した.症例2:80歳男性,無石性胆嚢炎に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し,切除標本の胆嚢管から胆嚢頚部に腫瘍性病変を認めた.病理検査で胆嚢管癌と診断し,胆嚢管断端への浸潤を認めたため,胆嚢管追加切除+領域リンパ節郭清を行った.症例3:82歳男性,無石性胆嚢炎に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術後4カ月頃から高アミラーゼ血症を認め,精査後にBismuth I型の肝門部胆管癌と診断した.肝外胆管切除術+領域リンパ節郭清を行い,病理検査で胆嚢管へ浸潤する肝門部胆管癌と診断した.無石性胆嚢炎では悪性腫瘍併存の可能性を念頭において術前精査・加療を行い,原因が判明しなかった症例には術後の慎重な経過観察が必要であると思われた.

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