広島修道大学・人文学部
1997 年 4 巻 2 号 p. 165-170
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「おいしさ」を食物の摂取によってもたらされる快の感情体験ととらえ、「おいしさ」体験を中心とした食物と食行動の関係について論じた。「おいしさ」体験に影響を与える内部要因として、栄養生理変化にもとづく身体要因、食物の味・匂い・見えといった感覚要因、恐怖・不安などの情動要因の三つを挙げ、さらに学習、認知の役割について論じた。「おいしさ」の予期と、その予期からの逸脱が、「おいしさ」体験に及ぼす効果に関する研究の必要性を強調した。嫌悪感情の研究が「おいしさ」研究に貢献しうる可能性について述べた。
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