鳥取大学医学部生理学第一教室
1998 年 5 巻 2 号 p. 89-96
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
甘味物質との結合能を指標として、味蕾を含む組織から甘味の受容体を単離・精製しようとする生化学的な研究によって、受容体候補としてのタンパク質がいくつか姿を現しつつあるが、動物種を超えて共通に理解できるような姿にまでは至っていない。一方で、分子生物学的手法によって味受容体の候補がクローニングされているが、それらの機能はいまだ不明のままである。ここ30年間の生化学的な研究を中心にその成果を検証し、受容体研究の現在の課題を探る。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら